最近は、ぼくがグーミとは別にやっているアコースティックユニット【Dawn-People】の音源制作、リリース準備に追われたりしています。
先週金曜には埼玉の杉戸町、松本くんの所へマスタリングCDを作りに行ってきました。夜には雪が降って、翌朝方帰る頃にはうっすらと畑やら道やらに雪化粧が施されてました。
駅まで行く間に何度もアスファルトの上に張った氷を踏み散らして歩きました。電車に乗ると雪景色がさらさらと過ぎていって、その日はずっとその景色のことを考えてました。
日曜日にはジャケットも出来上がりました。こちらはグーミのデザインでおなじみの野口さん。昼間にはちょっくら近くの神社へ足をのばして早咲きの梅を見てきました。
小さな神社、急な階段を上がるとふわっと梅の匂いがして、お参りをしたり短歌を詠んでみたり。神社でとれた梅で漬けた梅酒はとても甘くて桜もいいけれど梅もいいよななんて考えて、そう言えば今でこそ“はな”と言えば桜のイメージだけれど、和歌の中でも花見はでもその昔は梅のことを言ってたんだよねなんて思いだしてみたりしました。それに早咲きってのがいいですよね。なんだかはやる気持ちをわかってくれているようで。
そう、早く届けたいんです。
感情と結びついた景色は記憶に残りやすい。景色を伴った感情も記憶に残りやすい。
きっと、出来上がるDawn-PeopleのCDはぼくのその記憶を呼び起させるだろうなあと思う。あとひと月。こばた