TIME誌が今年の顔を「抗議する人」にしたのは去年のことだっけか。怒れる人によって世界の国々が 大きく動いたといわれているけれど、日本という国はデモをしてもなかなか変わらない。
声が届いているかわからないという恐れ、無視されているにも近い感覚は自分が透明人間とか幽霊になったような気分にさせる。
じゃあそれが嫌で、あまりにも強大なものを目前にして何もせずふらふら生活していたいかっていうと、それもまた幽霊のようだなと思う。
それに、目に見えないものにおびえるのは幽霊を恐れるのに似ている。
放射線が直ちに悪影響を及ぼすか及ぼさないかを討論している様はまるで幽霊がいるかいないかを言い争っている様に似ていなくもない。
もし幽霊が見えても、おかしい目で見られるのはいやで、普段は幽霊が見えるなんておおっぴらに言ったりはしない。ある種のタブーだ。
古代エジプトで
「この墓を暴いたものには呪いが振りかかろうぞ」なんて言ったかどうか知らないけれど当時の人は恐れたりしたんだろうか。
発掘隊が謎の死を遂げてもそれが呪いだと証明するのは不可能ってのも何かに似ている。
でもずっと引っかかっているんだよ。頭の中にはずっと。それはぬぐえない。
グーミの次の新曲は幽霊(ghost)かそれに似た意味を持つタイトルになると思う。
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